ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

チョフさんなる男_NSRTその4

どうも、すがやんです。

 

 

フィリピンに来て、なんと既に1カ月と1週間が経過。

あっという間に終わってしまうよ!!!

www.youtube.com

 

 

だいぶサボってましたが、ちゃんとログ残す習慣をこっちでも…

 

留学の件はまた触れるとして、牛歩ながら英語での会話能力の進歩を感じています。とりあえず対面であれば意思疎通はできるレベルに。ただ欧米人ベースのリスニングやMTGとなると…引き続き英語の学習も頑張りつつ、ギリホリや留学を考える社会人に、少しでもためになる情報を残せたらとブログも更新していきたい所存。

 

と言いながら、今回はネパール記の続き

 

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「フne…あ、間違えた、架空のキャラクターです、どうも。最近うちにNAMIHEIと名乗る見知らぬ男性がいるのよ。まるで自分の家のように居座っているの、不気味!そうそう、前回の記事ではようやく本題に入り、メンバーがネパール入りしたわね。相変わらずツアーは始まっていないけれども…今回はどこまで進むのかしら?チェックインを済ませ、迎える初日の朝。何が起こるのかしら?あらやだ、この人誰かしら、え、NAMIHEI…?やだわ聞いたことない名前ね、誰かしらこの人…」

 

 

さぁ、という事でスーパー久しぶりに記憶を辿りながらネパールツアーの続きを見ていきます。(まだ始まってすらいないけど)

 

 

 

始まりはホテルの一室。普段法人も受け入れているのか、はたまたトレッキングツアー向けに団体でレクチャーしているのか、かなりそれっぽい会議室が備わっている。今回のツアーはその会議室での自己紹介・ガイダンスからスタートするわけだ。

 

 

そうそう、今回ツアーメンバーがお世話になるホテルは、超日本語堪能なオーナーが経営する居心地最高なFUJI HOTEL。日本のトレッカーも多く滞在する。何より多くのスタッフがカタコトだが日本語で話せるところが英語できないマン達には嬉しいところ。カトマンズもしくはヒマラヤトレッキングに行く際は、ぜひFUJI HOTELへ。(ヒゲニートに直接連絡頂ければ予約までフォローもできまっせ)

 

fujihotel.com.np

 

 

各自朝食も終え、会議室に集合。事前にZOOM MTGをしていたものの、参加できなかったメンバーもいたり、改めて全員顔を合わせるのは初めて。少し緊張の面持ちで集合するメンバーがぎこちなく、それをニヤニヤして見るのは運営側の特権だな、と自分の性格の悪さを再認識(笑)

 

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簡単な自己紹介に加え、どんな気持ちでツアーに参加したか、終わった後にどうなっていたら良いか等をコメント。はからずも人生の転機というタイミングのメンバーが多く、「ありのままの自分と向き合う」「肩肘はらない」「不安やストレスも含めて味わう」等、普段気を張って過ごしている日常から少し離れ、ナチュラルな自分を出してみよう!という意向が多かった。もしかしたら、事前ZOOMと「否定禁止!他者も自分も受け入れてみよう!」というコンセプトが、スタート時から各々の本音を引き出す環境作りに一役買ったのかもしれない。

 

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朝の自己紹介・ガイダンスを終えだいぶアイスブレイクできた我々は、「まずはネパールの街を体感しよう!」という事で民族衣装を選びに。

 

ここでメンバーはさっそく“THE・ネパリ”を体感する事となる。まずは女性の衣装を選びに行ったわけだが、訪店の際にはまだ開店前…にも関わらず、

 

 

 

「あん?まだ開いてないしオーナー来てないよ。座って茶でも飲んでなよ」

 

 

 

 

 

茶出すんかーい!!

 

そして続々と集まる従業員たち。客に対し異様に店員が多いのもネパールの特徴。これは1人あたりの取り分を下げてでも、雇用を確保しようとするネパリらしい「仲間を家族のように大事にする」スタンスの表れなのでは?と言う人も。本当かどうか分からないけど、少なくとも「あーネパリならそうかもしれないなぁ」と思わせる温かさが、ネパリにはある。

 

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ファッションショーと、ネパリの温かさに触れるひと時を楽しんだ後は、男性の衣装選びに。男性は柄がないため、サイズと色味のみ。ここでもネパリ節が発揮。

 

 

メンバーの1人が他のサイズをお願いしたところ、カウンターの中の店員が…

 

 

 

 

「そこ、違うそう、そこ。そこにあるから取って…(さぁてスマホスマホ)」

 

 

 

 

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日本では炎上モノの接客も、笑って許してしまうのが、ここネパールなのだ。でもこの解釈の変化って、実は非常に興味深い。

 

雑な接客に対し、すぐ文句言う人と気にしない人がいるのは、当然人によって感じ方が違うから。ただ仮に日本で文句を言いがちな人がネパールでこの状況を目の当たりにしても、恐らく同じようにストレスを感じる人は少ないだろう。価値観や解釈というのは、個人ごとにガチっと規定されているものではなく、個人の中ですら流動的で(思っている以上に簡単に)変化しうるものなのだろう。

 

 

人って基本的に自分の脳をコントロールできると錯覚してしまう生き物なので、環境や周囲の人間次第で、自分の解釈も多分に変わりうる。

この事実を実体験として知っているか否かの違いだけで、きっと世の中の見え方が180度違うんだろうなぁ。

 

雑なネパリの接客に爆笑している日本人ツアーメンバーを見て、そんな事を思うのであった。

 

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衣装を選び終わった後は、趣がガラっと変わり孤児院へ向かう。この孤児院については次回説明するが、非常に面白い取り組みをしている所だ。国際協力に興味のある若者は、ぜひ1度訪れて欲しいと思う位、ここには何かがある。

 

 

 

その孤児院にツアー主催者Keiの知り合いがいるらしい。それも大柄の日本人との事。実はこの人物こそ、彼だけでシリーズモノを書きたくなるほどの面白い人チョフさん”である。

 

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※チョフさんのイメージ

 

 

孤児院での挨拶もそこそこに、外から聞こえるバイクの音

 

 

外に目を見やると、スクーターを三輪車のごとく跨ぐクマのような影がこちらに向かってくるではないか。ここで言うクマとは、むろんグリズリーのような生易しいものではなく、ワンピースのクマがスリラーバーグに現れた時のような圧倒的絶望感である。

 

 

遂に来た、チョフさんなる男。

 

果たして彼はどのような話をしてくれるのか。というより、我々は生きて帰れるのだろうか。向かってくる影を見るほど不安になってくる。孤児院というのは、まさか彼の食用…やめよう、今はただKeiを信じて我々の無事を祈るしかない。

 

 

 

次回、ついにチョフさんが我々の前に立ちはだかる!?そして一般とは少し違ったこの孤児院の取り組みとは!?乞うご期待。

 

では、達者!( ˘ω˘ )スヤァ