【非科学的考察vol.3】 "今"YouTubeがアツい!
Hey, guys.
どうも、すがやんです。
今更ですが…
今、YouTubeがアツい!
今や将来の夢No.1がYouTuberと聞いて驚くおじさんもいない程に、認知は広まり若者に浸透している。
Spotifyやネトフリが市民権を得始めた数年前から、YouTubeはオワコンなんて声も聞こえるようになった昨今。
なぜ今このタイミングで「YouTubeがアツい!」と思うのか。本日はそんな考察をして参ります。
YouTubeに関しては、最先端のマーケッターや有名YouTuber、その手の事務所や運営会社が詳しいでしょう。
そういう専門的な方々からすると的外れな事を言うかもしれませんが…
本シリーズのテーマは「深く調べず持っている知識で考察してみよう」なので、例のごとく持論を展開していきましょう。
芸人の参入
近年では、ヒカキンやはじめしゃちょーを中心に、人気チャンネルはテンプレ化しております。
これは私のようにYouTubeの運営サイドの事情に詳しくなくても、見ていれば分かる事ですね。
サムネイル、こまめなカットと繋ぎ、皆が使う似たような効果音、字幕の出し方…etc
もちろん、大前提として面白いコンテンツである事があると思いますが(誰に対して面白いかはさておき)…
YouTubeで人気になる方法はある意味では再現性のある手法になっています。
その証拠に、登録者の多いYouTuberはサブチャンネルやコラボ企画を駆使し、雪だるま式に広告費を稼いでいると思われます。
敷居が下がり認知が上がったことも重なり、方程式は分かっても上位少数にどんどん広告費が集中していく構図。
この、まるで芸人の世界のような…まさに資本主義的なピラミッドの構図が、YouTubeをオワコンと言わせているのかもしれません。
ところが、この1年でその構図に風穴を開けた(と私が勝手に思っている)人達がいます。
誰だと思いますか?
お笑い芸人です。
今までも、トータルテンボスのドッキリやTVであまり観ないYouTube芸人のチャンネルはありました。
しかし、TVでも知名度があり、この1年で登録者数上位チャンネルに食い込んだのがこの2人
キングコング梶原氏
オリエンタルラジオ中田氏
梶原氏はかじさっくという名で、ランク101位・登録者数139万人。
中田氏はYouTube大学という勉学系のチャンネルで、ランク112位・登録者数131万人。
※データは19/10/14現在
これがなぜ画期的なのか…
は、後ほど紹介する動画で観てみて下さい。
今回は詳しく触れませんが、芸人に加えジャニーズの参入も大きい。
SMAPメンバーの解禁も記憶に新しいですし、嵐はたった5本の動画で登録者数137万人に達しています。
この1年でTVのコンテンツがようやくYouTubeに流れ始めているという現象が起きているのです。
この流れは個人的にはそれなりにハードルが高い事だと思っていて、その理由はTVとYouTubeで土壌が全く異なるから。
アイドルは顔とオーラで勝負、芸人を笑わせるプロ。
つまり彼ら自身がコンテンツなのです。
一方YouTubeはYouTubeで稼ぐプロ。前述のように、継続的に稼ぐ=登録者数を増やす事には再現性がある。
市場に対して勝ちパターンの再現性を見出しコンテンツを放つ、つまりクリエイターである前にマーケッターなのです。
コンテンツであるタレントや芸人は、基本的には商品なのでTV番組や営業という商流に乗らなければ自身を売り出せない。
かたやマーケッターであるYouTuberは、コンテンツよりも勝ちパターンで勝負をしているので
「どこが面白いのか全然分からないのに、人気らしいな」というターゲット外なおじさんの発言がよく聞かれるのです。
前職で考えれば当たり前だなーと思いましたが…
商品開発部とマーケティング部で異動しても全く仕事が異なり、必要な能力、すべき努力が全く異なる。
TVとYouTubeもそれ位異なると、私は思うのです。
その中で、キングコング梶原氏、オリラジ中田氏という天才若手と謳われた芸人2名が短期間で上位ランクインしている“今”!
YouTubeがアツいと個人的に興奮し、今回のログに至りました。
ビジネスマンが観るべき動画
YouTube界でも頭角を現している前述の芸人2名は、それぞれ全く異なる戦略で登録者数を伸ばしています。
どちらも考察したいのですが…今回はかじさっくをピックアップ。
理由は、この動画で全て語られており、内容がビジネスマンにとってめちゃくちゃ勉強になるからです。
YouTuberカジサックさんとついにコラボ!初出しトーク連発【50万人突破記念】
本当に沢山の学びがあり、私は目から鱗の連続でした。詳しくは動画を観て頂きたいのですが
私があえてポイントを挙げるなら、以下の3点
1. 調査と戦略
2. GAP×強み
3. とるべきシェア
それぞれ簡単に見ていきましょう。
1.調査と戦略
動画を観ると分かりますが、梶原氏の並々ならぬ努力と戦略が伺えます。
中田氏の着眼点も良く、意図せず登録者拡大に寄与した部分もあるようですが、確かに増えるべくして増えているな。と納得。
何より素晴らしいのは、梶原氏がYouTubeは土壌が違うから0から勉強しまくった。という姿勢。
恐らく名のあるタレントや芸人ほど、これは難しいでしょう。
コンテンツである芸人梶原氏が、YouTuberで大切なマーケティング要素→参入の条件である調査とそれに基づく戦略立てをしっかりと怠らなかった事が、今の結果を生んでいます。
これはまさにビジネスの新規参入や競合と戦う営業にも言える事。
ぜひ見習いたい所です。
2.GAPと強み
続いて梶原氏が秀逸なところは、参入前に
自分が勝てる領域=隙がないか探った
という点でしょう。
これは、昨日のログとも内容が被るのですが
GAPを見つけ、そこに自分の強みを当てにいった。という事です。
動画で述べていますが、彼の強みは「話力」と「TV要素=観客の声」です。
前者に関しては、中田氏のチャンネルで相方の藤森氏との対談動画を観て頂きたい。ほぼノー編集で90分ずっと聞いていられます。
【20万人突破記念前編】オリラジガチンコトーク!運命の出会い&コンビ結成秘話!ケンカでしくじり友情崩壊!?武勇伝もパーフェクトヒューマンも全てここから始まった!
やはり笑いのプロは話がめちゃくちゃ上手い。私はYouTubeで観るからこそ、それを実感しました。
そして梶原氏がもう1つこだわったのは、あえてカメラマンの笑いを入れる事。
いずれも、たしかに人気チャンネルでも見ないGAPを見事に強みで埋めた戦略的な動画作りです。
このように、一見飽和市場と思われるYouTubeでも、しっかりとGAP×強みを組み合わせる事で、まだまだチャンスがある事を教えてくれました。
これも同様に、ビジネスマンは常に意識したいところです。
3.とるべきシェア
最後は動画の内容と少しズレますが、私が感じた事。
一般的なビジネスとYouTubeが圧倒的に異なるところがあります。
それは
何のシェアを取りにいくか?
という事です。
私の前職はメーカーでしたが、商品を売る以上はとるべきシェアはその分野での可処分所得です。
更に言えば、具体的な生活の1シーン… 洗剤であれば食器洗いだし、化粧品であれば夜のパックや敏感肌の洗顔など。これにお財布事情が加わってくるわけです。
これに対し、YouTubeがとるべきシェアは可処分時間。限られたリソースを自分にどれだけ捻出してもらうか…という観点では同じですが
YouTubeの場合、消費する時間が圧倒的に小さい。更にYouTubeのビジネスモデル上、競合との競争よりも、協働=つまりコラボをする方が、登録者数を増やせる。
可処分所得を取りにいく場合は、よりお金を使ってくれる人を基本的には奪い合う構図。
しかし可処分時間を取りにいく場合、より時間を使ってくれる人は重複して複数チャンネルに登録する可能性が高く、強者同士のコラボが雪だるま式にシェアを増やしてくれるのです。
梶原氏がまずやったのは、人気YouTuberとのコラボ。他YouTuberの登録者からの流入で大きく増えたと語っています。
これが動画を観ながら、私が前職でやっていたマーケティングと大きく異なるな。と思った点です。
普段自分が見ている環境と異なる方程式を学ぶ事は、ビジネスマンとしての視野を広げてくれるでしょう。
まとめ
以上のように、芸人2人の台頭によりYouTubeがアツい!と個人的に思っております。
特にビジネスマンは、紹介した動画からかなり学べると思いますので、オススメすすめです。
また、中田氏のチャンネルが普通に勉強になるのと、彼の作り方を見ていてもいろいろと考察できますし
YouTuber人気上位を見ても、結構いろんな考察ができそうです。
昨今のYouTube事情、ご自身の仕事と比較しながら分析すると、案外面白く勉強になるかもしれませんよ。
ちなみに本ログは、あくまで専門家でない私が勝手に考察した内容なので、悪しからず。
ではでは
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