ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.9

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まだうす暗い空が、ゆっくりと

 

でも視認できるような速さで

 

 

だんだんと明るくなっていく

 

 

 

 

 

日没と共に寝て

 

日の出とともに起きる

 

 

 

 

なんだか、すごく健康的な気がして

 

不思議と気分も清々しい

 

 

 

 

そう考えると、自然のエネルギーだったり

 

自然界の流れってすごいな

 

 

こういう事にはすぐに理屈を付けたがる私も

 

 

 

理屈抜きで、気分の良いもんは気分が良い

 

 

感覚で身体に、心に良いってアンテナは

 

 

多分当たってる気がする

 

 

 

 

そんな、柄にもなく理屈で説明できない感覚を

 

朝から味わっていた

 

 

 

 

 

よく考えたら、大自然と共に生きてきた経験がない

 

 

というより、ほとんどの日本人はないだろう

 

 

 

 

まさにウルルン滞在記のような、生活

 

 

TVで見ると、憧れのような

 

一度だけ味わってみたい非日常体験

 

 

そんな風に映っていたが

 

 

 

 

どこかで無意識に求めている

 

人間の原始的な在り方

 

 

 

自分でも不思議だったが、大自然の中で流れに逆らわないように生きる

 

そんな彼らの在り方が、とても魅力的に見えた

 

 

 

 

 

ネパールでは、いろいろな発見があって面白い

 

 

ネパールという未開の地に対すると発見と

 

それを通じた自分の解釈・新たな視点への発見

 

 

 

リトリートなるものが流行っている理由が分かった気がする

 

 

 

 

 

お父さんと共に山を登っていると 

 

同じように山を登る村人たちに沢山会った

 

 

 

いつの間にか辺りは明るくなっている

 

 

 

どこからともなく、3人の子供が現れた

 

 

ずっと付いてくる

 

 

ニコニコして、隠れながら

 

 

少しずつ近づいてくる

 

 

 

 

 

子供は何でこんなに可愛いんだろうな

 

 

無垢な笑顔に

 

 

恥ずかしがって隠れながらも、興味津々な様子

 

 

 

目を合わせ微笑むだけで

 

 

キャッキャッと、これでもかと楽しそうに笑う

 

 

 

 

 

どんどん

 

 

 

どんどん

 

 

 

 

他の子どもたちが集まってくる

 

 

 

 

いつの間にかお父さんとはぐれ

 

 

 

10人以上の子供大軍団に手を引かれ

 

まだまだ山を登っていく

 

 

 

 

昨日泊まった家族たちと一緒

 

 

もしくはそれ以上に

 

 

 

子供たちは無条件になついてくる

 

 

 

そこには

 

純粋な好奇心

 

純粋な人への愛

 

 

 

自分も小さい頃は同じように持っていたのだろうか

 

 

持っていたとしたら、いつからこの純粋さを失ってしまったのだろうか

 

 

 

 

 

失ってしまった?

 

 

 

まだ持っているだろうか?

 

 

持っているけど隠しているだけ?

 

 

 

 

子供の眩しすぎる真っすぐな瞳を見ていると

 

 

時々眩しすぎて目をそらしたくなる

 

 

 

なんでそんなキラキラした目で

 

 

知らない外国人を

 

言葉も通じない大人を

 

 

真っすぐ見る事ができるんだろう

 

 

 

 

 

その目に、私はどう映っているのだろう

 

 

私は普段自分の目で、周囲人々をどのように見ているだろうか