ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.49

f:id:sugayan:20200121134917j:plain

 

自分は沢山の人に助けられ、頼って

 

そしてそれ以上に多くの人の手助け、後押し、アドバイス…等のgiveをして

 

「ご縁を大事に」生きていく

 

 

それがしっくりくる、自分の生き方

 

 

今まで綴った経験の中から、そんな生き方の軸が出来上がった

 

 

 

 

ではそもそも、今までなぜ「頼る」に抵抗があり、良くない事だと認識していたのか

 

 

 

理由は明確で

 

「ちゃんとしなきゃいけない」

 

というフワっとした思考に縛られていたからだ

 

 

 

「ちゃんと」の定義は明確ではないが

 

 

長男で、親戚の中でも年が一番上、サッカーをやって体育会系のノリ・環境に囲まれ、両親は銀行員、学校で勉強は真面目にやって、全く勉強せずにテストに臨む事にはめちゃくちゃ抵抗があり…

 

 

恐らく非常に多くの要素が絡み合って、「自分はちゃんとしなきゃいけない」という思考が少しづつ出来上がっていったのだと思う

 

 

 

そして今でも、例えば好きなマンガを読みだすと止まらず平気で10時間以上経ったりしてしまうし

 

一度二度寝して諦めると、14時頃までベッドから出られない事もざらだ

 

 

そんな、“気を抜くと怠惰になってしまう自分”に小さい頃から無意識に気付き、何よりそういう自分が「いけない」と認識していたのだと思う

 

 

 

 

極端な例ではあるが、少なくとも「ちゃんとしなきゃ」が「人になるべく頼らない」という歪な解釈を生んでいたような気がする

 

 

 

「ちゃんとしなきゃ」だった自分を否定するつもりはない 

 

この思考の恩恵は大きく、得た事も本当に大きい

 

 

 

ただ、それを認識したうえで考え方の変化が加わり、視野がググっと広くなった

 

 

 

ダメ・怠惰と思ってた自分の姿については

 

もちろん他にやろうとしていた事、優先順位があれば、今でも「いかんな」と認識するが

 

ゴロゴロしたかったりマンガを好きなだけ読んで幸せを感じるなら、ちゃんとその時間を確保して思い切りダラダラしたら良い

 

という認識に変わった

 

 

ネパールやスリランカを始め、海外の人達を見て、また彼女の影響もあり「なぜ自分は生産的な事をしていない時間を怠惰=悪と決め付けていたのだろう」と

 

ダメな自分でなく、自分の人生には必要な時間だから、そのための時間をそもそも最初から確保する or 仮に意図せずダラダラしてしまった時も、他での時間で調整する

 

 

と、今まで「ダメ」と決めつけていた自分の優先順位を上げる事が出来た

 

 

 

 

「頼る」に関しては前述の通り、同様に180度認識が変わった

 

 

 

こういった、今まで否定的な見方をしていた事を受け入れたり、肯定するよう解釈が変わる時

 

 

必ずといって良いほど、自分の中でキーワードになるのは「感謝」だ

 

 

 

「怠惰な自分でごめんなさい」

 

→何も生み出さない、好きに時間を使える事が出来る環境で幸せだ、ありがとう

 

 

「人に迷惑をかけてごめんなさい」

 

→こんなに沢山助けてくれる人がいて、ありがとう

 

 

 

文字に書くと極端で、宗教的にすら感じてしまうが

 

基本的にはこういった小さな発想の転換から、否定的な解釈の変更はなされる、という持論がある

 

 

 

私の場合は、「感謝」という感情・思考が非常にしっくりきており、人生を豊かにするものだと感じている

 

 

まず「感謝できないか?」と問うてみる事で、今まで見えなかった角度からモノゴトを解釈できるようになる

 

 

人間が不完全で良かったと思うのは、同時に複数の感情を抱けない事だ

 

 

人は、めちゃくちゃ楽しみながら怒る事はできない

 

そして感情はコントロールできない

 

それなら、どの感情を選択するか事前にバイアスや癖付けを行えば良い

 

 

 

一度起こった感情を、どうにかしようとしても無駄だ

 

だから、私は日頃から手軽に意図的に出来て、かつされたら自分も嬉しい「感謝」を沢山意識するようにしている

 

 

 

自分の感情のコントロールは一生できないだろうが、感謝を習慣化する事はできる

 

 

今ではだいぶ、「何事にも感謝」というスタンスが板についた

 

この感覚がなければ、恐らく「ダメな自分」や「頼る」の解釈変化も起きなかったのではないかと思う

 

 

 

 

 

 

だから私は、いつでも何に対しても感謝の気持ちを忘れずにいたい

 

 

30歳にもなってヒゲニートで、職もお金もなく英語も出来ないのにフィリピン留学・オーストラリアワーホリに来る事とが出来たのは

 

今まで少しでも関わった人達のおかげだ

 

流れるように波のように生きている中で、会ったり話したりして、全員から絶対に何かしらの影響を受けている

 

 

 

今まで出逢った、出逢ってなくても関わった

 

全ての人たちに感謝したい