ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.0

f:id:sugayan:20191124123227j:plain

 

 

 

銀行員の両親の元に生まれ

 

 

小学校低学年では全員抜きをやってのけるも、高校まで特に芽が出るわけでもなく、たまにチームで活躍する程度にサッカーをやってきた

 

 

中学の時はオールを5を取った事もあるが、学年では何十位くらいの成績

 

 

高校も学区内で2位の公立学校へ

 

 

親族で初めての大学進学となるも、第一志望の早稲田には受からず、滑り止めの立教へ進学

 

 

大学はやった事ないスキーのサークルで、遊びと飲めないお酒三昧

 

 

大学時代に明け暮れた東進ハイスクールのバイトでは、良い仲間に出逢い社会人になっても活きるスキルを身に付けるも、就活を機に辞める

 

 

就活は氷河期と言われたが、5社から内定をもらい証券会社に行こうとするも、銀行員である親の話にそのまま従いキャンセル、化粧品会社に就職

 

 

カネボウ化粧品では、人に恵まれ沢山の事を学び、助けられ…3年目のジョブローテーションで販売会社の本社に異動

 

 

その後も本当に人と機会に恵まれ、社内に沢山の繋がりを築いて、退社する2019年まで5年間同部署に在籍

 

 

細かく言えば途中からは花王の販売会社で、カネボウの化粧品ブランドをという1カテゴリーを担当していた

 

 

CMで見ない日はない花王、まるで転職のような環境の変わりようではあったが、やはり変わらずに人に恵まれ続けた

 

 

 

27歳で結婚し、28歳で離婚

 

 

 

30歳で8年務めた会社を退社し、3ヵ月のフィリピン留学を経て、31歳になる1週間前にオーストラリアへ

 

 

 

 

そこから1年のワーホリで、今はその真っただ中

 

 

この先の未来は何も決まっていない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

人生を振り返ると

 

 

自分は本当に人と環境に恵まれ

 

 

大きな挫折を味わう事もなければ、突き抜けた努力や成功もなく

 

 

ずっと、そこそこ良い人生を歩んできた

 

 

客観的な事象だけを見ると

 

 

順風満帆な、いわゆる安定した人生を送っていて

 

 

突然、会社を辞めて年齢ギリギリでワーホリに行くという

 

 

大きな決断をしたように見えるかもしれない

 

 

 

 

 

 

 

 

だが私にとって、これは大きな決断ではなかった

 

 

「大きな決断」という解釈にならない「状態」になったからこその、選択だったのかもしれない

 

 

 

 

離婚もしているが

 

子供もいないし、訴訟絡みもない

 

 

 

相手がある事、自分と相手の周りの人達もいる事なので

 

私1人の視点から見た説明は避けるが

 

 

 

離婚によって自暴自棄になり、会社も辞めて自分を変えるんだ!

 

とか

 

何か劇的に内面が変わったとか、そういう事もない

 

 

 

 

波乱万丈とは無縁の人生を歩んでいる

 

 

 

 

 

8年辞めた大企業を辞める

 

30歳過ぎてワーホリに行く

 

 

 

「きっかけはなに?」

 

 

「目的は?」

 

 

 

面倒で

 

 

 

「自分を変えたくて」

 

とか

 

 

「英語を学びたくて」

 

とか

 

 

 

間違ってはいないけど、正直適当な回答をしてしまう事もある

 

 

 

 

「退職」

「ワーホリ」

 

 

この言葉が何か、大げさな決断・行動をしたように見せてしまう

 

 

 

 

 

 

だが

 

 

大学生の時も

 

社会人3年間の営業時代も

 

そのまま退職まで毎年「過渡期」と言われて、環境も自分も変わり続けた5年間も

 

 

 

 

 

そして、退職した後も

 

 

フィリピンにる間も

 

 

オーストラリアにいる今も

 

 

 

 

 

 

私は、少しずつ少しずつ

 

 

学び、変わり、堕落し、サボり、遊び、反省し、また学び

 

 

でもやっぱり堕落し、反省し

 

 

時に反省しなかったり

 

 

 

 

そんな、さざ波のような人生を送ってきたし

 

今も送っている

 

 

 

 

 

 

退職も

 

ワーホリも

 

 

その、さざ波のほんの一部に過ぎないし

 

 

 

 

皆が求めるような

 

 

「点」である唯一無二の「きっかけ」はない

 

 

 

 

日々変わる思考や感情、環境と内面

 

 

本当に小さな毎日の積み重ね

 

 

 

 

めちゃくちゃ頑張った日や

 

新しい世界が開けた日

 

辛かった日や

 

マンガを読んだりベッドで1日終わった日

 

そんな堕落した日を最高だと思う事もあれば

 

めちゃくちゃ自己嫌悪になったり

 

そして寝て忘れて、また会社に行って

 

変わり映えしない毎日と感じる事もあれば

 

毎日少しずつ変化して、楽しい!と思う事もあったり

 

 

 

 

 

全て含めて、人生のさざ波であって

 

 

大きな波をキリキリと狙って

 

そいつを捉えてガラッと人生を変え、越えてきた

 

 

 

 

そういう人生ではないし、そういう生き方は好まない

 

 

常に少しずつ変わっている

 

 

それが「前進」か「退化」かも、見る人によって解釈が異なる

 

 

 

 

 

 

 

知り合いには意外に思われるかもしれないが

 

 

正直、「成長」には興味がないし、成長欲もない

 

 

 

成長って結果論で、求めるものでもない

 

 

だからこのワーホリを振り返って、どんな終わり方をしても

 

 

きっと自分は

 

 

「行って良かった」

 

 

と思うだろうし、何かが変わっていて、変わっていない事もあるだろう

 

 

 

 

 

波は上下に動いているようで、ずっと前に進んでいる

 

 

でも、球体である地球で「前」ってどっちだ?

 

 

 

 

自分が向いている方を「前」って決めたら良い

 

 

 

 

そう考えると私は

 

 

退職した後も

 

 

大企業で働いていた時も

 

 

変わらずにずっと前を向いてユラユラ歩いていたし

 

 

海外に来たからって人生が劇的に変わるわけでもない

 

今後も、とんでもない大変化が起こる事はないだろう

 

 

 

 

 

 

 

「どうしてあんな良い会社辞めちゃったの?」

 

「なんでワーホリに?」

 

「海外に来て、会社を辞めて、人生変わった?」

 

 

 

こういう問いには、質問者の感情・持論が前提として介在している

 

その日によって回答も変わるかもしれない

 

 

 

 

前述のように大きな決断ではなく、日々のさざ波の中で

 

通り過ぎた大きな島が、たまたま「退職」「ワーホリ」だっただけだ

 

 

 

 

 

 

唯一、退職前後で明確に変わった事

 

 

 

 

それは

 

 

 

 

 

 

ヒゲを生やし、ニートになった事

 

 

 

 

 

 

ヒゲニートとしてブログを始め

 

 

日々のアレコレをログっているが

 

 

 

「なんで?」に一言で返せる答えは、持っていない

 

 

 

 

どんな出逢いや思考の変化があって

 

 

どんな点と点が繋がって

 

 

 

そんな、ヒゲニート前までの話を

 

少しずつ思い出しながら、綴ってみようかな。と思った

 

 

 

 

 

 

今日から不定期更新で始めます

 

 

「ヒゲニートへの道」

 

 

 

つづく