ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.15

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一度事前説明会で集合していたのと

 

 

 

 

スリランカで村訪問した際に、日本らしい事を披露する

 

というミッションがあり、ダンスを嗜むメンバーが振付を考え

 

それをシェアして各自覚えてこよう

 

 

なんてやり取りも沢山していたので

 

 

 

 

 

いやーみんな久しぶり!いよいよだね!

 

 

 

緊張感よりも、集合を喜ぶワクワクな雰囲気に包まれていた

 

 

 

この日は工程の詳細確認や、より細かい注意事項の確認、更にはダンスの練習まで

 

 

あっという間に初日のガイダンスは終了した

 

 

 

 

1人だけ、急きょ参加できなくなってしまったメンバーがいて

 

そのメンバーが心温かい手紙を送ってくれた

 

 

 

夜はお約束の懇親会があったり

 

懇親会前後で、部屋でゆっくり話す時間があったり

 

 

 

 

 

その中で

 

 

あ、これは面白い旅になる

 

と確信した事がある

 

 

 

 

 

 

 

来られなくなったメンバーの手紙に

 

 

確か、こんな旨の内容が書いてあった気がする

 

 

 

 

 

「何のために行くのか?目的や達成したい事をはっきりさせないと、得られるものは少ない。皆この旅を通じてどうなりたいかを意識し、成長して帰ってきてほしい」

 

 

 

 

海外留学なんかでも、よく言われること

 

 

 

要は

 

ゴール・なりたい姿を具体化して、ちゃんとそれを意識しながら臨もう

 

 

 

という事だ

 

 

 

記憶が曖昧だが、こんな内容であったように思う

 

 

 

 

 

 

そこで面白かったのが、メンバーの反応だ

 

 

 

1人はめちゃくちゃ感動し、心に刺さっていた

 

 

 

自分はそこまで考えていなかった

 

凄く良い言葉を貰った

 

 

 

 

懇親会に行く時も

 

ちょっと先に行ってて、とノートに思った事を綴るほど

 

 

彼の心の奥を揺さぶる言葉であった

 

 

 

 

 

 

 

一方、正直ピンときていないメンバーもいた

 

 

 

「ボランティア」

 

現地の人たちのために、我々は行くのに

 

自分がどうなりたいか?という視点を前面に出すのは、違うのでは

 

 

今回の旅を実り多きものにするのは、自分の成長でなく、現地への貢献だ

 

 

 

 

言葉は違うが、恐らく根底にはそういう想いがあるのだろう

 

と、会話から私は汲んだ

 

 

 

 

 

 

この話には、結論も正解もない

 

 

 

 

ただ、心温かいメッセージの一文だけを取っても、これほどにまで解釈が異なる

 

 

 

 

そして今回集まったメンバーは

 

そういう違いがあっても、自分の考えを口に出し

 

 

また自分と違う考えに耳を傾ける事ができる

 

 

 

 

そんな事を感じた初日の夜だった

 

 

 

 

自分自身、確かめたい事があって参加したのも動機の1つ

 

 

 

 

「ボランティアってなんだ?」

 

 

これは本当に

 

人や立場によって解釈が変わるし

 

 

恐らくこの旅で、いろいろな人のいろいろな解釈が、そしてその違いが浮き彫りになるだろう

 

 

それはもちろん、現地のNGO、そして受け手の視点も含めてだ

 

 

 

 

唯一の答えは出ないだろうが、自分なりに実際に見て考え、他者の解釈に触れる

 

 

 

これは今回の具体的なボランティア活動とは別次元で

 

「他者貢献」に対する自身の態度に関し、大きなキッカケとなる

 

 

 

そんな風に感じながら、飛行機で日本を後にした