ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.26

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感情をしっかりと言語化し共有する事や

 

課題を分離し、常に感謝を心掛ける事

 

 

 

こういったお互いの歩み寄りで、さも彼女と素晴らしい関係を築いているかのように綴ってきたが

 

 

 

実はワーホリを決意し、将来の事を考え

 

 

一度別れ話を切り出した事がある

 

 

 

勝手に相談もなく、会社を辞め1年海外に行く事を決め

 

更に別れようとは、なんとも身勝手な話であるが

 

 

 

 

 

理由は至極シンプルだった

 

 

恋愛

 

 

退職してワーホリ

 

 

が頭の中で矛盾する関係だったからだ

 

 

 

 

ワーホリ決断の理由については後述するが

 

簡単に言うと

 

 

 

今まで築いた全てをリセットして、終了後の未来も定めず

 

0ベースで見た事、感じた事を元に

 

その後の人生を決めたい

 

 

 

そのために、あらゆる偏見やしがらみを無くして、スタートしたかった

 

 

 

 

彼女を残していくという事は

 

 

常に日本に強い繋がりがある状態

 

それを毎日気にするだろうし

 

当然、将来の事も考えねばならない

 

 

 

 

「未来を決めない事」だけを決め、日本を発とうとした私にとって

 

 

年齢的にも「将来の保障」が必要となる、今の恋愛関係は

 

 

この旅と、どうしても相容れないものであると考えていた

 

 

 

 

「未来を決めない」と豪語して

 

不安なまま、帰ってくるかも分からない、決めたくない…

 

そんな状態で大好きな人を待たせておくわけにはいかない

 

 

 

 

 

さすがの私も非常に悩み

 

ただ、考えれば考えるほど

 

 

 

 

「不安定さ」をこの旅に求める私が

 

彼女に対し保証できる「安心」は何もなかった

 

 

 

 

こんな悩みを友人に話している時に

 

 

 

 

「さっきから彼女の立場ばかり話してない?」

 

「本当は自分がどうしたいかと、それ抜きで彼女の事をどう思うか、整理してみたら?」

 

 

 

 

と言われた

 

 

 

 

 

 

 

なるほど

 

 

確かに

 

 

好きな人を、不安定なまま待たせるわけにはいかない

 

気持ちの大きさに関わらず、「自分の旅」と「恋愛」は性質上、相容れない

 

 

 

と、本人にしっかり話もせず、勝手に解釈していた

 

 

 

 

 

 

自分が一番しっくりくる整理法=とにかくメモる

 

で、根源的な欲求と思考・感情を整理してみた

 

 

 

 

 

 

彼女とは一緒にいたい

 

でも旅では縛られず、自由な価値観で流れるように生きたい

 

 

 

 

これが一番の欲求

 

 

 

 

 

そして一番したくない事が

 

 

旅に対する自分の姿勢で、彼女にしんどい思いをさせる事

 

 

 

 

であった

 

 

 

 

 

整理は出来たが、やはり結論は出ない

 

 

 

 

一度したこちらの一方的な別れ話だけで

 

急に何を言うか、ちょっと待ってくれ

 

 

状態で、日常の仲良い関係に戻っていた2人

 

 

 

 

ここまで宙ぶらりんにした事も、今思えば本当に自分勝手だが…

 

 

改めて2人でしっかりと話し込んだ

 

 

 

 

 

 

 

正直、この時にどういう話になったかは覚えていない

 

 

 

というのも、恐らくこの件での話し合いをきっかけに

 

 

 

 

お互い、本音でとにかく言語化

 

話し合う機会がとても増えたからだ

 

 

 

 

何度も話を重ねるうちに

 

 

私にはかけがえのない人である、という思いが強くなったとともに

 

 

 

将来、結婚や家族を持つ事を考えた際の

 

金銭的な制約

 

 

これを「できない理由」にしようと、逃げていた自分に気付く

 

 

 

 

好きな人との将来もきちんと考え

 

相手の価値観も尊重しながら

 

自分の好きな事をする

 

 

どうしたらそれが出来るかを、はなから考えようとしていなかった

 

 

 

 

 

そんな自分が恥ずかしくなったが

 

 

彼女は、快く「待っている」と言ってくれた

 

 

 

 

 

 

 

結果的には

 

今、彼女の存在が非常に大きなパワーとなっている

 

 

 

 

 

 

 

やりたい事、ありたい姿、彼女に対する正直な気持ち

 

それらの優先順位

 

 

 

何度も何度も、1人で書いてきた

 

 

何度も何度も、2人で話し合った

 

 

この過程で、より2人の関係は良いものとなっている事は間違いない

 

 

 

 

 

 

 

今まで綴った

 

彼女との日常の関係の築き方や

 

別れずにワーホリに行く事に至った、思考整理と対話

 

 

 

 

これらは、少なからずコーチングを通して得た考え方が関係している

 

 

 

 

 

 

 

退職してワーホリに行こう

 

 

そう決めたのは、実は今から2年も前の事

 

 

知り合いのコーチング×旅のセッションの最中だった