ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.42

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忘年会で動画制作を嬉々としてやりながら

 

あんなに喜ばれ、楽しまれた感覚は忘れられない

 

 

 

当たり前だけど、人は「好き」や「得意」に集中した時に力を発揮できるし、誰かに喜ばれた時の嬉しさも増す

 

 

 

 

ただ、自分は何もこれを退職前の忘年会で初めて知ったわけではない

 

 

 

 

今振り返れば

 

本社に来てからというもの、自分はずっと「好き」「得意」にフォーカスしてきた

 

 

言われて嫌々、誰がやっても同じような仕事は、ほとんどなかった

 

 

正確にいえば、その手の業務はあったが、そこに自分の工夫を加えたりルールを変えたり、新たに作ったり…

 

そういう自分ナイズが出来る環境だったし、良い案だと認められれば全国に適用できるような立場でもあった

 

 

 

そんな恵まれた環境で

 

仕事を通じて、いくつか自分の「好き」「得意」を伸ばす事ができた

 

この会社で、この環境で、仕事ができて本当に良かったと思える要素の1つだ

 

 

特に「好き」「得意」を伸ばせたのは

 

 

 

文章を書くこと、Excel、そして仕組み作り

 

 

 

少し細かく、この3つに触れていきたい

 

 

 

 

文章については、学生の頃から何となく書く事が好きだった

 

mixiが流行っていた影響かもしれない

 

 

 

中学生まで作文は大嫌いだったし、日記の類もNGだった

 

高校から大学にかけてmixiが流行り、また携帯iモード全盛期で、2chやくだらない面白サイトにハマった

 

 

 

 

「文章でふざける」

 

最初はここから始まったのかもしれない

 

 

高校時代はメールアドレスを変更する度に、架空請求やドッキリのふりをして、最後に「実はただのアド変でした」という気持ち悪い事をしていたり

 

mixi2chの真似をしてふざけた事を書いてみたり

 

 

 

なぜ好きで得意かは考えた事もなかったし、自覚も一切なかった

 

むしろマンガが好きなので活字は苦手という意識だった

 

 

 

 

 

あれ、自分は書くのが好きで得意かも?

 

初めてそう思ったのは、本社に来て最初の仕事

 

 

「議事録」だ

 

 

とにかく会議が大きく、当時は何の人かすらよく分からない偉い人たちが集まり、丸1日会議する中に混ざってひたすら議事録

 

なんて事が沢山あった

 

当然、分からない単語も沢山出てくる

 

文脈から判断したり、先輩に聞いたりしながら、議事録作成を通じて会社の仕組や流れ、何が論点で会社はどこに向かっているのか…etc

 

沢山の事を学べた

 

 

 

「議事録」と書くと下っ端の瑣末な仕事のようにイメージしてしまうが

 

意外な事に、この仕事が全く苦痛でなかった

 

 

それを通じて会社への理解が深まるのはもちろん、どんどん咀嚼力が高まったし、文章力もスピードも向上した

 

 

後から議事録を見た人が使いやすいよう、フォーマットから書く要素まで、いろいろと工夫するのも面白かった

 

 

そして異動後1ヶ月も経たない頃、議事録をものすごく褒められた事を覚えている

 

 

自分の「議事録」という仕事に対する態度、そして他者からの評価から

 

 

あー、文章を書いたり要約して言語化するの、好きで得意かもしれんぞ…

 

 

初めてそう自覚したのである