ヒゲニートのギリホリ奮闘記

ヒゲニートのギリホリ奮闘記

30歳が突然脱サラしてヒゲニートになり、年齢ギリギリでワーホリに挑戦するログ

ヒゲニートへの道 p.43

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会社の知人であれば、私に対して「Excelで何かいろいろやっている人」というイメージがあるかもしれない

 

 

入社時から退職時まで、自分がこんなにもExcelを使い倒すとは思いもしなかった

 

 

Excelを使うようになったのは、学生時代に「今でしょ!」の予備校でバイトをしていた影響だ

 

 

ものすごいExcelマスターな院生スタッフの影響で、我々大学生スタッフは、Excelで出来る事の多さ、その可能性に魅了され

 

楽しみながらどんどんExcelで業務を効率化し、受験生向けの英語学習システムまで作ってしまった

 

 

 

半分趣味のような感じで、皆で楽しくExcelをイジっていただけだが、この時の経験が後に職場で大活躍する事となる

 

 

 

 

会社に入って驚いたのは、業務においてExcelを使う頻度の高さだ

 

非常にアナログな会社でもあったため、各々でExcelフォーマットを作ったり、各組織単位での売上管理等も行っていた

 

 

当然、各種機関システムがあるわけだが、結局チーム単位で注力したい事や細かな分析は、全体最適をとったシステムではやりきれない事もある

 

どこの会社も大なり小なり同じだろう

そう考えると、サクッと自分で作って皆で使えるExcelは、改めてものすごいツールだ

 

 

入社してすぐ、右も左も分からない中で即戦力で手伝えるのはExcelだったため

 

気付くとあだ名が「ITボーイ」になっていた

 

 

 

特段ITに詳しかったわけではないが、入社した環境では人よりExcelが得意な域に達していたようだ

 

あれだけ楽しみながらやっていた半分趣味のExcelが、まさか仕事で活きるとは思いもしなかった

 

 

 

 

本社へ異動してからはそれが顕著になる

 

 

 

ある時、どう頑張っても処理しきれない業務量を抱え込んだ

 

 

初めて与えられ、かつ自分1人で担当する仕事

 

毎日社長含めた幹部にメール報告する事もあり、張り切り過ぎて、かなり手の込んだExcelシステムを作ってしまった事が原因だ

 

 

毎日のデータ更新・メンテナンス・全国幹配信に午前中いっぱいかかるうえ

 

当時は週の半分近く、若手という事で販売会社代表でアプリ開発プロジェクトに入った事も重なった

 

 

はじめて「どう頑張ってもキャパオーバー」という状況になった

 

 

 

その結果辿り着いたのが、Excelのマクロだ

 

知識は0だったが、毎日ググりながら少しずつ覚えていき、Excelシステムを自動化していった

 

 

最終的には、半日かかっていた作業がボタン1つで10分放置、最後にパワーポイントの体裁を整えて幹部にメールするだけ

 

という所まで辿り着いた

 

 

 

 

 

「毎日遅くまで大変だね」

「お疲れ様」

 

と、よく声をかけられた

 

 

 

確かに大変ではあったが、苦痛ではなかった

 

そして、自分が勝手にやっている仕事だ

 

 

 

 

 

正直、今思い返せば

 

至極俗人的なシステムや、そこまでExcelでやらなくても良いのでは…?という物も沢山作ってしまった気がする

 

 

かなり残業代も貰ったため、辞めた今となっては会社に申し訳ないが。。。

 

 

 

いつも、一度Excelにハマると抜け出せなかった

 

 

もちろんその都度本気で業務効率化や他者の負担の事を考えていたが、持続性やメンテナンスコストを考えれば疑問は大いにあったはずだ

 

 

しかし、そんな事も考えずに必死でExcelに夢中になってしまったのは

 

 

単純に、好きだったのだ

 

 

 

まるで漫画を読んでいる時のように

 

ハマってしまっていた

 

 

 

 

そして漫画と違うのは、自分の作ったシステムでお礼を言われたり、感謝をされる

 

 

自分が創り出したものが誰かの役に立つのを実感できるのは、こんなに嬉しいものか

 

 

 

 

先輩すげーExcelすげー!

 

から学生のノリから始まった私とExcelの関係

 

 

気付けば誰に言われる事もなく、仕事の傍ら勝手に0から独学でマクロを組んでいた

 

 

そして多くの人にお礼を言われて嬉しかった

 

 

 

 

 

 

好き・得意を誰かのために活かすってこういう事か

 

 

会社でのExcelを通じた経験が、私に「好き・得意で生きていく」を目指すのが、意外と現実的な選択肢だと教えてくれた気がする

引っ越しました

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家の紹介をしておきながら

 

 

 

 

 

 

なんと、私

 

 

 

 

 

本日引っ越しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

大人の事情で来週も前の家について書きますが…笑

 

 

でも、本当に良い所でした。

 

そもそもCollingwoodが閑静な住宅街でFiztroyも近く、更に目の前に前記事で紹介したコーヒーショップ

 

 

何よりルームメイトとハウスメイトが最高!

 

 

 

という事で、本当に離れるのが惜しかったのですが…

 

 

 

学校もバイト先も市内ど真ん中なので…コストと時間の問題があり、ルームメイトの1人Landerと市内の2人部屋に越してきました。

 

 

 

本日は朝引越して、昼から夜までバイトだったのでクタクタな感じでして

 

 

新居の写真だけ貼ってベッドにドーンさせて頂きます。

 

 

 

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計5人の、2人部屋×2、1人部屋×1

 

もう1つの2人部屋はかなり広めですが、先客がいるため狭い方の部屋に

 

 

オーナーさんがめちゃくちゃ良い人で、契約関係とお金関係はかなりきっちりしている印象で、かつ住人の事をきちんと考えてくれます。

 

タイミングが良く、家具を一掃、新しくしてくれました。

 

写真だと伝わりづらいですが、リビングは結構スペースある感じです。

 

ちなみに冷蔵庫の裏側がヒゲニートとLanderの部屋。

 

 

 

上の写真に写っているソファに座ると、こんな景色。

 

 

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奥に見えるのが大きい2人部屋。かなりゆったりしていて羨ましい…

 

その手前左手に1一部屋があり、フランス人が住んでいるようです。

 

 

 

そしてPCよく使う身としては、この壁際のデスクと椅子が嬉しい。

 

 

 

 

そしてキッチンも綺麗です。

 

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オーナーさんと住人リーダー的な人がかなり細かい&しっかりしていて、Landerは早くも嫌そうな顔をしていますが…笑

 

 

日本人には、恐らく細かすぎる位の方が清潔感レベル的には合っているのでは、と思います。

 

 

 

まぁいかんせん、この部屋に慣れてしまう適応力なので、寝られれば良いのですが笑

 

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(今までの部屋)

 

 

 

さぁ、肝心のNEW部屋ですが…!

 

 

 

 

 

 

Landerが就寝してしまったので、残念ながら写真は撮れませんでした

 

 

少し狭いですが、二段ベッドでないだけで大分環境が良くなったし、クローゼットが広いので、ほぼスーツケースを開ける必要がなくなったので最高

 

メルボルンに来て、はじめて自分の家感が出てきて、今後の新生活が楽しみです。

 

 

 

 

 

 

最後に、引っ越してきて共用玄関の前に着いた直後の写真です。

 

お納め下さい。

 

 

 

 

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ナチュラルにネスカフェコーヒーを落として割りました。

 

 

 

昔から本当にこんな調子でして 

 

よくこれで飲食店でバイトしてるな…

 

 

ハンターハンターで言えば、完全に相性の悪いタイプの念の修行に励んでいる感じですが

 

 

英語も話せないこの状況で、仕事がある事が本当にありがたい…

 

まずは皆に迷惑を掛けない事を目指して、引き続き頑張ります!

 

 

 

 

 

今日も1日皿洗って疲れたから寝ます~

 

 

皆さま、明日からまた1週間お仕事頑張って下さいな

【メルボルンのリアルな暮らし】in OZiHOUSE その4

Hey, guys

どうも、ヒゲニートです。

 

 

5週に渡り、ヒゲニートの暮らすシェアハウスの紹介コーナー。今回は第4弾。

 

 

 

これからメルボルン生活やメルボルン内での引越を検討している方のお役に立てれば幸いです。毎週土曜に更新

 

前回記事はコチラ

 

sugayan.hatenablog.com

 

 

 

OZiHOUSEってどんな所?

 

最初に簡単に、我が家の紹介

 

滞在先の名前は

 

 

OZiHOUSE

(オージーハウス)

 

 

 

 

 

あ、そゆこと!?

 

オーストラリアのシェアハウスだから「オージーハウス!?」

※オーストラリア人を通称「オージー」と言う

 

 

 

と気付いたのは、滞在して10日ほど経った頃。

 

ただ、オージーって"Aussie"って書くので、わざとこれに掛けたのか

 

たまたまかは分かりません

 

 

 

いかんせん、私含めおっさんも結構滞在するので

 

「おじさんも住めるハウス」で「オジハウス」の可能性も否めないので…

 

 

 

 

まぁ語源はどうでも良いとして

 

シェアハウスと書きましたが、ホステルと言った方がイメージしやすいかもです。

 

 

学校と提携していたりで、学生もかなり多い印象。

 

私も例にもれず、学校提携の…という事で、ここでメルボルン生活をスタートしました。

 

 

なので、学生寮的な感覚に近いかもしれません。

 

 

 

 

OZiHOUSEグループでは3つ物件を持っているようですが

 

私が滞在しているのは

 

 

Collingwood

(コリングウッド)

 

 

閑静な住宅街で、市内へはバスか電車で約15分。

 

 

お金と時間にある程度余裕がある人にとって、住むにはかなり良い所

 

メルボルンの代官山や下北と称される Fitzroy(フィッツロイ) へも歩いて行けます。

 

 

 

 

 

そんな閑静な住宅街にある学生寮「OZiHOUSE」

 

ここでのリアルな暮らしぶりを紹介していきましょう!

 

 

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第4弾の今回は、家の目の前にあるカフェのご紹介!

 

 

メルボルンに来て一目惚れし、ほぼ毎日飲んでいるFlat Whiteというミルク少なめのラテのようなコーヒーがありまして

 

私がこれを始めて頼んだコーヒーショップです。

 

 

 

実はメルボルンに到着して1週間後くらいに、一度紹介しているのですね。

 

過去記事はコチラ↓ 

sugayan.hatenablog.com

 

 

当時の記事を見返すと、全く会話が出来ていなかったようですが…

 

 

今回は中に入れてもらって写真を撮ったり、オーナーのお話しも聞けたり…3ヵ月でほんの少しだけ英語力伸びた!?という事で、改めて紹介してみます。

 

 

 

 

BLUME COFFEE

 

 

 

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家を出るとすぐ右斜め前に、こんな光景が広がります。

 

いかにもオシャレなコーヒーショップという感じで、メルボルン市内にあるカフェとはまた一風違った雰囲気

 

 

メルボルンの下北ことFizroyに近く、ここCollingwoodも閑静な住宅街として人気なせいか、主張し過ぎない大人オシャレな雰囲気です。

 

この辺は結構こういうお店多いんですよね。このBLUME COFFEEなんか完全にヒゲニート好みです。

 

 

 

 

 

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もうね、これですよね。

この「B」に遊び心を入れたこの文字。 

 

すごく好きです。

 

 

 

 このお店はオーナーさん1人で切り盛りしていて

 

月~金 8:00-13:00

土   8:00-14:00

 

で営業しているようです。

 

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オーナーさんがまた、いぶし銀。ちょっと某ジョブズっぽい雰囲気。腕にさりげなく入った入れ墨がまたカッコいいです。

 

 

基本的にカフェスタイルではなく、カウンターで頼んでその場で淹れてもらう感じ。

 

テイクアウトはもちろん、マグで淹れてもらってそこで立ち話ししながらコーヒーを楽しむ事もできます。

 

 

テーブル・椅子がないのにテイクアウトじゃないってのが良いですね。店員さんとお客さんはもちろん、知らないお客さん同士、お喋りが大好きなゆえのスタイル。

 

 

日本でこんな、誰もが自然におしゃべりしちゃうようなカフェいつかやりたいなーと、影響されやす過ぎる性格です笑

 

 

 

 

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カウンターの後ろは

マグカップから壁際のグッズ、ポスターまで…

 

倉庫っぽいお店を生かしたシンプルな大人オシャレな感じ。

 

 

 

それにしても奥行きがあって、この倉庫みたいなお店…スペース効率悪いなー何に使っているのだろうか…

 

と思っていましたが、本日初めて中に入ってみて、その謎が解けました。

 

 

 

 

 

中がどんな風になっているか、見てみましょう。

 

 

まずは先ほどの壁際の棚。

 

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中に入って近付いてみると、こんな感じで豆も売っています。パックもまた可愛いですね。

 

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中に入ってみると、改めて広々としたスペースです。

 

 

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ちょうど掃除中だったので、少し散らかってますが

 

 

何やらデスクがあったり、本やら自転車があったり…

 

おいおいやっぱり、ただのオシャレスペースじゃねぇか笑

 

 

 

 

 

そして、このショット

 

私が一番好きなスペースでございます。

 

 

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何やら工具っぽいものから、スピーカー、そして作業デスク。

 

こんな職場…というか個人のワークプレイス、憧れます。

 

 

 

更に奥へ進むと…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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なるほど

豆焙煎してんのね。

 

 

 

 

そう、カフェではなくあくまでコーヒー屋さん。

 

豆をローストするための機器を置くのに、広い敷地が必要だったのですね。

 

 

 

 

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私のFlat Whiteを作ってくれているオーナーさんの後ろ姿。

 

 

 

 

という事で、中に入れてもらったわけですが

 

 

このオーナー、実は豆屋さんとしてのキャリアが長いのです。

 

 

コーヒー界には2004年から関わっており

 

このお店でコーヒーを提供するようになってからは、1年も経っていないとの事

 

 

まだまだ新しいお店だったのですね。

 

 

英語の聞き取りが自信ないですが…恐らくこの店で豆を売り始めたのが、もう少し前から。

 

 

ロースターとしては2008年から活動しているとの事だったので、もう10年選手です。

 

ジョブズぽい風格も納得

 

 

豆へのこだわりも強そうですが、そこまでインタビューする英語力はなく…

 

 

また英語力伸ばして、より詳しくこだわりを聞いてみようと思います。

 

 

 

 

という事で、今回は家の目の前のカフェを紹介しました!

 

 

 

マスター、近所の人達と立ち話をしながらコーヒーを愉しむ。

 

そんな豊かな英会話自主トレをしたい方は、ぜひ!

 

 

宿泊申込なら

 

最後に

ぜひそこ住んでみたいぜ!という方向けに

 

 

OZiHOUSEのHPはこちら▼

ozihouse.com

 

予約もここから出来ますね。

 

 

 

既にメルボルン滞在 or 別の都市から来る場合、お馴染みのFlatmates▼

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値段も通常通りって感じですね。

 

 

 

 

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life.nichigopress.jp

 

UIがアレ過ぎて使いづらさMAXなのが玉に瑕な日豪プレスですが…

たまにここで、OZiHOUSEがなかなか攻めのプロモーションをしています。

 

 

OZiで出逢った日本人は、なんと広めの部屋に週$99で1ヵ月滞在してました。

 

ピンポイントの検索・お知らせ機能がないので、こまめにチェックするしかないですが…

 

 

英語サイトにはない情報が結構載っていたりするので、オススメです。

 

 

 

引き続き新居が見つからない場合、私も更に滞在するので…

 

新しく来られる方は、気軽に声掛けるか、ヒゲ触るかして下さい。

 

 

 

to be continued..._φ(・_・

 

 

 

 

 

ワーホリ・留学に興味ある方へ

私がこうしてワーホリでオーストラリアに来られたのは、彼女に家族…沢山の周りの方々のおかげです。本当に感謝の毎日です。

 

 

 

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とお願いし、快くOKを貰っています!

 

 

 

 

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( ˘ω˘ )< Buy for now

ヒゲニートへの道 p.42

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忘年会で動画制作を嬉々としてやりながら

 

あんなに喜ばれ、楽しまれた感覚は忘れられない

 

 

 

当たり前だけど、人は「好き」や「得意」に集中した時に力を発揮できるし、誰かに喜ばれた時の嬉しさも増す

 

 

 

 

ただ、自分は何もこれを退職前の忘年会で初めて知ったわけではない

 

 

 

 

今振り返れば

 

本社に来てからというもの、自分はずっと「好き」「得意」にフォーカスしてきた

 

 

言われて嫌々、誰がやっても同じような仕事は、ほとんどなかった

 

 

正確にいえば、その手の業務はあったが、そこに自分の工夫を加えたりルールを変えたり、新たに作ったり…

 

そういう自分ナイズが出来る環境だったし、良い案だと認められれば全国に適用できるような立場でもあった

 

 

 

そんな恵まれた環境で

 

仕事を通じて、いくつか自分の「好き」「得意」を伸ばす事ができた

 

この会社で、この環境で、仕事ができて本当に良かったと思える要素の1つだ

 

 

特に「好き」「得意」を伸ばせたのは

 

 

 

文章を書くこと、Excel、そして仕組み作り

 

 

 

少し細かく、この3つに触れていきたい

 

 

 

 

文章については、学生の頃から何となく書く事が好きだった

 

mixiが流行っていた影響かもしれない

 

 

 

中学生まで作文は大嫌いだったし、日記の類もNGだった

 

高校から大学にかけてmixiが流行り、また携帯iモード全盛期で、2chやくだらない面白サイトにハマった

 

 

 

 

「文章でふざける」

 

最初はここから始まったのかもしれない

 

 

高校時代はメールアドレスを変更する度に、架空請求やドッキリのふりをして、最後に「実はただのアド変でした」という気持ち悪い事をしていたり

 

mixi2chの真似をしてふざけた事を書いてみたり

 

 

 

なぜ好きで得意かは考えた事もなかったし、自覚も一切なかった

 

むしろマンガが好きなので活字は苦手という意識だった

 

 

 

 

 

あれ、自分は書くのが好きで得意かも?

 

初めてそう思ったのは、本社に来て最初の仕事

 

 

「議事録」だ

 

 

とにかく会議が大きく、当時は何の人かすらよく分からない偉い人たちが集まり、丸1日会議する中に混ざってひたすら議事録

 

なんて事が沢山あった

 

当然、分からない単語も沢山出てくる

 

文脈から判断したり、先輩に聞いたりしながら、議事録作成を通じて会社の仕組や流れ、何が論点で会社はどこに向かっているのか…etc

 

沢山の事を学べた

 

 

 

「議事録」と書くと下っ端の瑣末な仕事のようにイメージしてしまうが

 

意外な事に、この仕事が全く苦痛でなかった

 

 

それを通じて会社への理解が深まるのはもちろん、どんどん咀嚼力が高まったし、文章力もスピードも向上した

 

 

後から議事録を見た人が使いやすいよう、フォーマットから書く要素まで、いろいろと工夫するのも面白かった

 

 

そして異動後1ヶ月も経たない頃、議事録をものすごく褒められた事を覚えている

 

 

自分の「議事録」という仕事に対する態度、そして他者からの評価から

 

 

あー、文章を書いたり要約して言語化するの、好きで得意かもしれんぞ…

 

 

初めてそう自覚したのである

ヒゲニートへの道 p.41

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会社で過ごす最後の年末

 

正確にはその半年前からだが

 

 

 

ラッキーな事に、会社で貴重な体験をする事ができた

 

 

 

100人以上もの大所帯で行う、部門の大忘年会幹事だ

 

 

化粧品会社の入社とはいえ、親会社のグループには同様に化粧品ブランドがあれば

 

シャンプーから洗濯、食器洗剤まで多岐に渡るプロダクトを作っている

 

 

それら全部の販売マーケティングが1つの部門になっており、私は自化粧品の代表としての幹事参加であった

 

 

 

これが毎年なかなか本格的で

 

ホテルを押さえ、当日の受付・司会からゲームや余興をしたり

 

半年以上前から動いて、段取りをしていく

 

 

 

仕事上では、自化粧品以外の社員、とりわけ家庭品の社員と関わる事はほとんどなかった

 

 

だが、これをきっかけに

 

仕事では絶対に関わらなかった方々と、一緒に準備を進める事が出来た

 

 

 

 

仕事の合間を縫って半年以上もの時間を費やす忘年会の幹事

 

過去少なからず、ネガティブな気持ちで臨んでいた人もいただろう

 

 

しかし私の時はメンバーも良かったおかげか、最初から最後まで楽しく取り組む事が出来た

 

幹事メンバーには部長、マネージャー数名も含まれており、寄せ集めのメンバーで限られた回数集まり、各々段取りを進める

 

本業と並行して、短期のPJTで仕事をする感覚だ

 

 

そうなると、チームワーク、役割分担、段取り、効率、そして何よりモチベーションの維持とベクトルの方向合わせ

 

こういったものが必要になる

 

 

大前提として「楽しもう!」

これを全員が最後まで維持できつつ、忘年会も大成功に終える事が出来た

 

 

「これからは会社という単位でなく、PJT単位で様々な組織に関わり仕事をしていく時代」

 

そんな風に言う人もいる

 

 

 

チームビルディングや個を活かす役割分担をしつつ、チーム全体として最適解を導いていく

 

もちろん、それを楽しみながら

 

 

 

そんなチームの作り方、あり方を学ぶ事が出来たし

 

普段関わらない方々の動きを見て、仕事のヒントになる事も沢山学べた

 

 

 

イベントの企画や幹事をした事がある人なら分かるだろうが

 

普段どのように仕事しているかが、結構見えたりする

 

 

敬遠されがちなイベントや幹事ゴト、状況によっては仕事のヒントが沢山詰まっているかもしれない

 

 

 

そしてもう1つ

 

私は動画制作に興味があったため、忘年会用のムービー制作を買って出た

 

 

これが大当たり

幹事にも大ウケし、本番でも大成功

 

 

 

普段の仕事では絶対に使わない

 

「好き」や「得意」

 

それも、まだ毛すら生えていない素人レベル

 

 

それが誰かの役に立ったり、笑いに繋がる

 

これを経験出来た事も、非常に良かった

 

 

 

実際に退職後

 

友人からではあるが、お金を貰ってムービー制作をする経験も出来た

 

 

 

 

初めて一緒に仕事する人達で、チームでの大成功

 

「好き」「得意」を誰かのために活かした経験

 

3年目のジョブローテーションでメーカー本社に来ていれば、ずっと同じ会社の人との関わりの中で出来なかったであろう経験

 

 

親会社との統合過渡期、特に最後の1〜2年は転職並みにやる事や文化も変わった

 

その中で更に、最後の最後で普段の仕事と全く異なる経験

 

 

 

 

「退職してもお前なら大丈夫だろ」

 

なぜかそんな風に

 

自分自身に言えるよう、背中を押してもらった気がする経験とタイミングだった

 

 

 

 

「好き」「得意」が、実は思ったより仕事になるハードルは低いかもしれない

 

これは忘年会幹事をはじめ、ここ数年強く感じている事だ

ヒゲニートへの道 p.40

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4年間も同じ部署におり、部署内では一番の古株となっていた

 

 

異動は1月と7月なので、順番的にも次の7月に異動の可能性は高い

 

 

そして全く畑の違う部署に行く可能性も高く、4月に退職となれば有給を鑑みて、実際に異動後にいられるのは8ヶ月程度

 

 

タイミングを考えれば、オープンにするのは年末から年始だ

 

 

 

異動して約半年で、「辞めます」と言うのか?

 

 

 

ペーペーとはいえ、少なくとも私や同時期の異動は全てパズルのピースになっているはずで

 

 

これが1年足らずでいなくなれば、構想や組織体制に少なからず影響がある

 

 

それを考えれば、5月までには部の統括や組合にまで、話をしておくべき

 

 

そんな風に考えた

 

 

 

仮に異動を避けたとして

 

私が周囲の目を気にしなくても

 

深く関わる人や、特に後輩や歳の近い若手に対して、「あいつ来年辞めるらしい」というのは

 

士気を下げる事にもなりかねない

 

 

 

5月までに、最低限の人に伝え

 

年末年始から少しずつオープンし

 

有給1ヶ月前くらいから、全国のお世話になった方々へ報告かな…

 

 

仕事については、一番知っている今の部署でギリギリまで全うするのが一番良いだろう

 

 

 

 

 

そんな事をいろいろと考え、最後の1年間は、実際その通りに動いた

 

 

後日談だが、7月異動の可能性はやはりビンゴだったらしい

 

 

 

 

最後の1年間、自分でも驚くほど仕事のやり方・モチベーション・集中力に変化はなかった

 

 

むしろ組織も大きく変わる中で、今まで以上に必死に仕事をしていたかもしれない

 

 

 

 

何人かに明かして

 

改めて、自分はこの会社に恩と感謝を感じていると気付いた

 

 

そしてやはり人間なので、特に身近な人達への想いは強い

 

 

今いるチームメンバーに迷惑がかからぬよう

 

 

5月の時点で人事に影響のある、人事部・組合・部署のトップまで話が入っていれば

 

私がいなくなる4月、できれば引き継ぎ等鑑み1月の時点で、新しい人が入ってくる可能性もある

 

 

 

こればかりは会社が決める事だが

 

少なくとも会社が事前に「退職者とその周辺の環境」について、必要であれば事前に調整できる状況

 

 

が望ましかった

 

そして自分はやっぱり目の前の人達への想いが強いので

 

辞めるくせに厚かましいながら、1月に後任者の異動がある事を、半年前から申し入れたりしていた

 

 

 

 

こんな自分の考えと行動を振り返り

 

 

あー自分の行動原理はヒトだ

 

と強く思った

 

 

 

 

担当ブランド、売上、自分の成長…いろいろと仕事のモチベーションになる要素はあれど

 

 

 

「◯◯さん」

 

のために

 

 

ちょっと頑張って早く

 

ちょっと丁寧に

 

この人にはリマインドを

 

この人にはスピードより質

 

頼まれていないけど、ここまで

 

 

 

 

自分は仕事の先に「◯◯さん」が見える時に、頑張れるし集中できる

 

それを積み重ねてきたら、いつの間にか会社全体に対しても考えるようになった

 

 

 

 

 

 

「あ、仕事でも結局根底にあるのは感謝か…」

 

 

最後の1年間を過ごしながら、そんな事に気付いたりした

ヒゲニートへの道 p.39

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1年も前に

 

「退職してワーホリ に行く」と打ち明けたのには、理由がある

 

 

 

1つは、前述の通り

 

お世話になって一緒に頑張っている上司と先輩には、いろいろ決めた段階できちんと自分の考えを伝えたかった事

 

 

そしてもう1つは、会社全体に対して自分なりに迷惑を最小限にしたいという思いだ

 

 

 

 

私は、あまり物事には執着しない

 

 

物凄く好きだったり愛着があっても、執着はしない

 

と書くと矛盾しているようで、上手く表せないが

 

 

その時にとても大事だったり愛着があっても、一旦離れたら執着せず手放すという感覚だろうか…

 

 

ともかくそんな性格なので、何の未練もなくスパっと辞めてケロっと海外に行く

 

 

自分自身で、そんな奴だと思っていた

 

 

 

だが、いざ退職を決めて

 

上司と先輩にも話そうと考えた時

 

 

 

 

浮かんできたのは、会社への恩・感謝だった

 

 

 

もちろんお世話になった1人1人への想いはあるが

 

 

それが積み重なり、「会社」になるべく迷惑を掛けず、恩を返せる形で辞めるには

 

辞めると言いながら身勝手ではあるが、そんな考えが頭を巡っていた

 

 

 

 

入社3年間後のジョブローテーションで、販売会社の本社へ来た

 

 

いわゆるメーカーのブランド系や宣伝広告系のマーケティングへの異動はよくあるが

 

細かく分社化していたグループで、販売会社のマーケティングには20代が1人もいなかった

 

 

割と新しい部署というのもあるが、他の部署含めてもフロアには20代が1人もおらず

 

あまり例のない異動だったので、受け入れ側も正直困っただろう…

 

 

そんな事もあり、ひたすら議事録をとる事から始まり、自由に多くの事に関わらせてもらって実に4年間

 

気が付けば「些末な事で何か困ったら、とりあえずあいつに聞いとけ」と、浅く広い何でも屋になる事が出来た

 

 

その過程で、本当に沢山の人と関わりを持ったし

 

多くの人に可愛がってもらえ、飲み会やフットサルで知り合い、その後仕事で関わった時にはとてもスムーズに気持ち良く…なんて事も多かった

 

 

 

組織的には旧態依然とした所や、自分が経営者だったら大企業のジレンマで頭を抱えるな…なんて妄想をした事も多かったが

 

仕事するうえで関わる個人は、直接でも顔が見えないメールだけでも、本当に良い人達が多く

 

 

一生懸命に仕事ができる環境だったと、今振り返ると思う

 

 

 

文字面の良い感謝だけ綴って、ネガティヴな事を隠すのは気持ち悪いので

 

もちろん

 

「ふざけんな!」

「理不尽だ!」

「(目上の人に対しても)この野郎!」

 

と思う事は何度もあった

 

ストレスを感じにくい自分でも、会社に行く事が嫌だったり、ストレスが溜まっていた時もあった

 

 

 

だが、思考停止して「早く終わらないかなー」と作業だけ淡々とこなす日は、ほとんど無かったように思う

 

 

 

共に仕事をする相手の事を考え

 

常に生産性を上げられないかと頭を使い

 

ちょっとした会話で笑ってふざけたり

 

 

 

 

 非常に心地良い人間関係と自分のペースをコントロールしやすい環境の中、仕事をさせてもらった

 

 

 

 

本当に沢山の部署、人と関わり

 

総じて「その人たちのために頑張る」「恵まれた環境」という感覚が、常に心のどこかにあったからこそ

 

 

自己都合で辞めるけども、身勝手ながら自分なりに「会社のため」を考えたい

 

 

そんな風に思えたのだろう

 

 

そこでまず考えたのが、異動のリスクだ